ブログ「南国マクロビィオテック」からこちらに引っ越してきました。クラスの案内だけになりがちなブログでしたが、ここではもう少し違うことも書いていきたいと思います。
マクロビをはじめてあっという間に30年がたち、タイに暮らしてなんと12年がビューンと過ぎ、あらたに勉強しだした算命学もあたふたしている間に今年で5年目!「食」からはじまった私の旅は「人間ってなんなんだろう」という興味に向かっているようです。
しかし…食べることにも、料理することにも、飽きたわけではないので、悲しいと言っては食べ、もうダメだとヤケになっては食べ、日本が恋しいと食べ、昔のように食べれなと悔しがっては食べている次第です。
おかげで身につけた術があります。樹木やペットと意思の疎通ができる人がいるように、私は野菜や食材と、気持ちを通わせることができるようになったのです。醤油の見事な味に「いい仕事しますね〜」と感激しまくり、「君は絶品だ」と茹で上がったいんげんを褒めちぎっているわけで、やや尋常ではありません。
ごはんを作ることが、めんどくさいばっかりになっている時は、実はそう幸せではなかった気がします。一人のごはんだって一期一会、今日ここに並んだ食材たちはどこかの畑から運ばれ、こうして私と会えたのだと思うと、なんたる偶然なのだろうという思いに至り、だだくさに食べるわけにはいかなくなってしまうというわけです。
これは青いマンゴとタイのキノコを干してミックスしたもの。乾物作りはいつでもウキウキするような楽しみがあります。出来上がるのを数日待つというその時間が楽しいわけです。是非、なんでも干してごらんなさい。きっと感激、ひとしおだと思います。